冬になるとブーツや長靴などを履く機会が増え、靴の中が蒸れて水虫になってしまうことがあります。また、寒くなると乾燥してしまい足のかかとがひび割れその部分からも水虫が感染してしまうこともあるので注意しましょう。

水虫治療薬ラミシールの併用禁忌など

ラミシールは真菌である白癬菌治療に使われる薬です。
作用としては白癬菌を殺菌する作用があり、白癬菌を原因とする足に発生する水虫のほか、爪の中に侵入して起こる爪白癬(爪水虫)、股に現れるいんきん、身体に現れるたむしなどの治療に使われます。
真菌そのものはそのままの状態では完治することは難しく、何らかの手段を講じる必要がありますが、ラミシールを使用することで安全に治療することができます。
またラミシールは塗り薬と飲み薬があり、それぞれの症状によって処方されます。
例えば皮膚表面に発生するような足水虫、いんきん、たむしなどは塗り薬でも十分に効果を発揮します。
しかし爪白癬などの場合には爪の内部に白癬菌が存在するため外部から塗っても成分が浸透しにくいため飲み薬が使われます。

ラミシールの成分はテルビナフィン塩酸塩でアリルアミン系抗真菌薬になります。
作用メカニズムとしては、真菌細胞膜の必須成分のエルゴステロールの整合性経路上でスクアレンからスクアレンエポキシド転換過程に関与するスクアレンエポキシダーゼを選択的に阻害して、スクアレンの細胞内蓄積とエルゴステロール含有の低下をもたらし、細胞膜の障害を引き起こさせます。
つまり、真菌細胞が成長するのに必要な作用を阻害することで真菌を殺菌するというものです。

ラミシールを利用することで完治を目指すことができますが、一方でいつ治るかは症状によって異なります。
いつ治るのかといえば、だいたい3ヶ月から6ヶ月程度で、塗り薬を使うか内服薬を使うかはその状態によって変わってきます。
ただいずれにしても6ヶ月程度で十分な効果を得られ、1年も使用すれば完全に白癬菌を排除することができ完治させることができます。

一方でラミシールには併用禁忌が存在します。胃薬などに使われるシメチジンや他の抗真菌薬のフルコナゾールとは併用するとラミシールの成分であるテルビナフィンの血中濃度が上昇するおそれがありますし、また抗結核薬のリファンピシンを併用すると反対にテルビナフィンの血中濃度が低下して効力が弱まります。
このほか、三環系抗うつ薬のトリプタノール、トフラニール、ルジオミールと咳止め薬のデキストロメトルファンを併用するとそれぞれの有効成分の血中濃度を上昇させるおそれがありますし、免疫抑制薬のシクロスポリンと併用するとそれらの有効成分の血中濃度を低下させます。
特にこれらの併用禁忌薬は飲み薬で多く見られるため注意が必要です。